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アスペルガーが説くアスペルガー症候群とは何か

はい、アスペブロガーのいそっぷです。

今回取り扱うのは発達障害のひとつである「アスペルガー症候群」についてです。

「自分はコミュ障だから友達が少ない」
「コミュ障で誰にも話しかけられない」
「自分の趣味は人に話しても理解されない」

などの思いがおありの方はぜひこの記事を最後までお読みください。
その悩みを解決できるきっかけになるかもしれません。

なお僕一個人の主観で喋るのは、客観性が損なわれてしまうので、「アスペルガー症候群 – 岡田尊司著」を参照しながら進めていきたいと思います。

喋る内容は以下のような内容です。

  • アスペルガー症候群には3つのタイプがある
  • 社会性、コミュニケーションに障害がある
  • 動きがぎこちなく、運動が苦手
  • 癇癪やパニックを起こしやすい
  • 不安やうつなどの精神疾患を抱えやすい
  • 自閉症との違い

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アスペルガー症候群の3つのタイプ

アスペルガー症候群の3つのタイプ

発達障害のアスペルガー症候群は、3つのタイプに分けることができます。

  1. 積極奇異型
  2. 受動型
  3. 孤立型

この3つに分けられるわけですが、これだけではそれぞれ何なのかわかりませんので、ひとつひとつ見ていきましょう。

1.積極奇異型の特徴

最も典型的なタイプで対人関係や社会的活動において、消極的というよりも積極的な印象をもたれやすい。

好奇心や周囲への出来事への関心は高く、自分から首を突っ込もうとする。そうした積極性は、相手の事情にはお構いなしのところがあり、節度や常識的なマナーというものは眼中にないので、度はずれた行動に出て、相手を面食らわせることもしばしばである。

アスペルガー症候群 – 岡田尊司著

僕の片足はこのタイプに浸かっていそうな感じがします。

昔から感じている僕の勝手な思いですが、ブロガー界で成功を収めていることで有名なイケダハヤト氏はアスペルガー症候群ではないだろうかと思っています。
彼がまさに積極奇異型にピッタリな感じがします。

つまりこのタイプの人間は、後述する2つのタイプのアスペルガー症候群よりも、ある程度社会で成功を収める可能性が高いと言えます。

2.受動型

これも典型的で、対人関係において、自分から積極的に交わろうとはしない消極的な態度をとります。
しかし、他者から交流を持ちかけられた場合は、会話や交友関係を楽しむことができます。

このタイプのアスペルガー症候群は多いと思います。

ネット上では積極奇異型のアスペルガー的特性を発揮するけれども、現実世界では受動型のアスペルガーになってしまう。
そういう人が多いだろうと感じています。
現に僕がそうです。

僕は現実世界では、積極的に行動を起こすことはあまりなく、コミュニケーションにおいては主に受動的となります。

3.孤立型

このタイプはそもそも周囲への関心がありません
周囲に向かって交流を求めることはせず、交流を求められてもそっけない態度を取ってしまう。

このタイプの人は引きこもり傾向にあります。

ネット上でも掲示板などで自分の発言を書くとかはあっても、コミュニケーションが取れるブログなどはしない。
ツイッターも情報収集に徹するだけで、交友関係を持とうとはしない。

結果的に、現実社会でも就職活動は上手くいかず、社会から孤立し引きこもりになってしまう方が多いのではと考えられます。

孤立を防ぐには周りからのサポートが必要ですが、それすら拒む傾向にある孤立型は悲しい運命にあります…。

3つのタイプに共通な2つのこと

積極奇異型と受動型、孤立型に共通して2つの特徴があります。

対人関係が不器用

積極的なコミュニケーションと消極的なコミュニケーション、どちらも偏ったコミュニケーションで、定型発達者からしたら違和感を感じてしまいます。

強いこだわりを持つ

ある特定の分野のさらに狭い範囲に対して、並外れた興味と知識を持ちます。
イメージしやすいのは研究者でしょう。

僕も以前は特定の分野の研究に強い興味をひかれて、大量の知識をむさぼり、ブログとしてアウトプットをして本を執筆したこともあります。


3つの大きな症状

3つの大きな症状

アスペルガー症候群には3つの大きな症状があります。

  1. 社会性の障害
  2. コミュニケーションの障害
  3. 反復的行動と狭い興味

これら3つについて触れていきましょう。

1.社会性の障害

社会性の障害とは一体何なのか。
それは以下の3つの特徴で言い表すことができます。

  • 相互応答性の障害
  • 相手の視点で考えられない
  • 「心で感じる」ことが難しい

それぞれ詳しく見ていきましょう。

相互応答性の障害

アスペルガー症候群はコミュニケーションにおいて以下4点の特徴が見受けられます。

  • 他の人と一緒にいても周りの出来事に対して関心を示さず、孤立的にふるまいます。
  • 相手を喜ばそうとか気に入られようとかは思わず、周囲から親しい触れ合いを求められても、拒否してしまうこともあります。
  • 誰かが不意に、自分の世界に入り込んできたとき強いストレスを感じます。
  • 納得のいかないルールに従うように強要されると、激しい拒絶反応や癇癪を起こすことになります。

その根底にあるのは相互応答性の障害です。
相互応答性とは、「一方が話したときに、正常なコミュニケーションとして返答する」といったことです。

アスペルガー症候群では、視線が合いにくく、相手の顔をあまり見ようとしない。声の調子が単調だったり、抑揚が不自然だったり、表情、身ぶりも乏しい。表情が乏しいというだけでなく、相手の視線や声の調子、表情、身ぶりが伝えようとしているニュアンスを読み取ることができない。そのため不自然なやり取りになりがちだ。

アスペルガー症候群 – 岡田尊司著

他人とのコミュニケーションで、困ることは、相手が伝えようとしている思いを感じ取れないことです。
言葉通りにしか受け取れないので、返し方が雑になってしまったりします。

相手の視点で考えられない

これについて、アスペルガー症候群の人たちは先天的には、相手の視点で考えられません。
しかし後天的に身に着けたコミュニケーション能力によって、ある程度、頭で考えられる人がいます。

全く考えられない人から、ある程度は頭で判断をつけられる人がいるということです。

「心で感じる」ことが難しい

相手の考えを理解するには、「頭で理解する能力」と「心で感じる能力」の2つの能力が関係しています。

先天的に相手の気持ちを感じる能力は「心で感じる能力」です。
アスペルガー症候群の方はこの能力が著しく低い傾向にあります。

後天的に身につける能力「頭で理解する能力」というものがあります。
これは学生時代などで、周囲のコミュニケーションの様子を観察し、真似をして交流していくことで身につける能力です。

アスペルガー症候群が人と交流する場合、頭をフル回転させて、相手の気持ちを予測しながら喋っているということです。

2.コミュニケーションの障害

コミュニケーションが一方的なことが多く、「相手の返事を受けても、それに対して答えるのではなく自分の意見を言ってしまう」など、日常会話として必要な能力が欠けています

そして感情を言葉で言い表すのが苦手な点も挙げなければなりません。
他人の感情が読めない=自分の感情も読めないと言えます。
自分がどんな感情なのかを他人に伝えることができないのです。

嬉しいのか悲しいのか、不思議な感覚だけが心の中を巡っていて、頭で理解することが難しいのだと思われます。

また日常会話は苦手だけど、専門的な話はすらすらと話せるといった特徴もあります。
これは興味が狭くて深いという特性も関わっています。

3.反復的行動と狭い興味

反復的行動とは言い換えればルーティンですね。
さてこの議題では以下の4点に着目します。

  • 同じ行動パターンに固執する
  • 狭い領域に深い興味を持つ
  • 人より物への関心が強い
  • 秩序やルールが好き

同じ行動パターンに固執する

生活パターンや行動パターンが毎回同じであることが、幸福感、安心感につながっています。
このルーティンが崩されると癇癪やパニックなどにつながってしまいます。

僕の場合は、出勤時は毎回同じルート、コンビニで買うのは毎回同じ物、といった感じの毎回同じことをする行動パターンが存在しています。

狭い領域に深い興味を持つ

アスペルガー症候群の方が持つ強い能力のひとつです。
アスペルガーの方は研究者に向いています。
先天的に狭い分野に人並外れた強い興味を持つ特性があるためです。
これが研究対象と合致していれば、世の中で成功を収めることもできるでしょう。

人より物への関心が強い

他人への関心は弱くても、他人が持つ持ち物への関心は強いと言われています。

このタイプの人は、人よりも物に対して強い関心を示す。人に対する関心も、どこか物に対するような眼差しを向けるところがある。対人関係を理解するのに、自然な共感や感情によってではなく、利害や権力ゲームとしてチェスの駒の動きのように理解しようとしたりする。

アスペルガー症候群 – 岡田尊司著

他人がどんな人間であるかを判断するのに、その人が持つ持ち物で判断する傾向もあります。

どんな腕時計をしているのか、どんな本を読んでいるのか、どんな服装なのか…といった人間ではなく、その周りにある物によってその人がどういう性格なのかを推測します。

秩序やルールが好き

これは行動パターンの反復が好きなこととも関連しています。
僕の場合、電車の乗り降りのマナーにはとてもうるさい人間です。
自分が正義だと感じている秩序やルールを守ろうとする性格があります。

ただし、ルールを急に押し付けられるのには強い拒否感を示します。

その他の症状

その他の症状として、アスペルガー症候群 – 岡田尊司著ではこのように挙げられています。

  • 動きがぎこちなく、運動が苦手な人が多い
  • 端整な容貌と大きな頭を持つ
  • 癇癪やパニックを起こしやすい

運動…、僕は体育の授業が大嫌いでした。

走るのが皆よりも遅く、その他の競技においても人よりも苦手な傾向がありました。

容貌、つまり顔立ちですが、子供時代は可愛がられた記憶があります。
ですが、大人になるにつれそうした顔立ちは薄れていきます。

癇癪、これは僕も困っているものです。
子供時代は癇癪を起こしてばかりでした。
今でもたまに家庭内で癇癪を起こすことがあります。
不思議なことに外で癇癪を起こすことはありません。
恐らく他人の目が気になるのでしょう。


不安やうつなどの精神的な問題を抱えやすい

ストレスを抱えた女性

アスペルガー症候群はその特徴的な特性から、精神疾患を抱えやすい傾向にあります。

アスペルガー症候群などの自閉症スペクトラムでは、他の精神障害が合併しやすいことが知られている。その頻度は、成人例では3分の1に上るとのデータがある。

アスペルガー症候群 – 岡田尊司著

また、気分の波を伴いやすく、思春期以降、次第に目立つようになることもある。うつ病や躁うつ病などの気分障害が多い。秩序に対するこだわりや、融通の利かない傾向、執着性、義務感の強さといった特徴は、うつ病や躁うつ病の病前性格として知られているものでもある。

アスペルガー症候群 – 岡田尊司著

現に僕は双極性障害(躁うつ病)を患っており、精神科への通院を続けています。

社会に出た当初、発達障害と診断されていなかった僕は普通の人と同じように就職し、仕事をしていました。
そこで「自分の考える正義」と「会社が掲げる方針」が合致せず、仕事をしていく内に、「なぜ貯まるのかわからないストレス」が貯まり最終的にパニックを起こし退職しました。

その後精神科へ訪れたら、アスペルガー症候群だということがわかりました。

自分がアスペルガー症候群だと気づいて仕事をしていれば、余計なストレスを抱えることはなかったかもしれません。
今後悔しても仕方ありませんが。

今振り返れば、僕は孤立的に仕事をしていました。
相談できる人は1人もおりません。
そういうコミュニケーションの障害が、精神疾患を抱える原因のひとつなのでしょう。


自閉症との違い

自閉症とのもっとも大きな違いは、言語と知能の発達に遅れがないことである。(中略)また、アスペルガー症候群では知能は正常範囲(IQ70以上)で、むしろ平均以上のことも多いが、自閉症では、低下が見られる場合がある。

アスペルガー症候群 – 岡田尊司著

僕はWAIS(ウェイス)という成人知能検査を受けたことがあります。
そこでわかったのは短期記憶以外のIQは100以上でした。
特に画像処理関係のIQは119でした。


終わり

どうでしたでしょうか。
アスペルガーの僕が語るアスペルガー症候群。
発達障害は一生治らないものです。
病気というより、脳機能の偏りによって起こる特性なので、治療薬は基本的にありません。

あなたの身近な方、あるいは親族、子供にアスペルガーの傾向が見受けられたら、ぜひ早めに知らせてあげてください。

社会に出た時に無知なままでは余計なストレスを受けることになり二次障害としてうつ病や適応障害を抱えることになります。

僕が通院している理由は、アスペルガーだからではなく二次障害として躁うつ病を患っていること、そしてADHDの傾向もあるのでその治療薬をもらいに行っているためです。

この記事があなたのお役に立てることができれば幸いです。
それでは今回はこれにて終わります。

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